臨床心理士 専門学校で取れる資格

臨床心理士

臨床心理士とは、臨床心理学を元にした知識や技術を使って心の問題に取り組む専門家のことをいいます。依頼者の話を良く聞いて理解や共感を示しながら専門の技術を駆使して、依頼者本人が頭の中を整理して心の問題を解決していくサポートをする職業です。医療分野や教育分野、産業分野などで幅広く活躍しています。医療分野では医師と患者の間をサポートするコーディネーター的な役割を果たすこともありますし、教育分野ではスクールカウンセラーとして生徒や学生の心の問題をサポートする役割を担うこともあります。また、大きな災害が起きた被災地などで、メンタルヘルスケアを行うこともあります。

臨床心理士は民間の団体が認定している資格なので、その団体が実施する試験に合格しないと資格を取得することができません。また、試験を受験するためには、専門学校などで必要なカリキュラムを履修しておくことが求められます。民間の資格なので絶対に必要とされるものではありませんが、心理系の資格の中では最も信頼性が高いものとして知られています。そのため取得していると、採用の時に有利になることが多くあります。

臨床心理士は求められる適性の1つに、観察力に優れていることがあげられます。ちょっとした仕草で依頼者の変化を察することなどが、問題を解決するための糸口になることもあるからです。