葬祭ディレクター 専門学校で取れる資格

葬祭ディレクター

葬儀社には、遺族に葬儀プランを説明し、斎場・火葬場等の確保や必要な物の発注・手配を行い、お通夜・告別式の進行管理までを担当するスタッフがいます。この業務は特定の資格がなくてもできますが、滞りなく行うためには深い知識や高い技能、豊富な経験が必要です。この知識や技能があることを認定する資格として、葬祭ディレクターというものがあります。

これはいわばお葬式のスペシャリスト。民間団体が認定する資格ですが、厚生労働省が技能審査制度を認定しており、信頼性は高いといえます。2級と1級があり、2級は個人葬における相談や一般的な葬祭に関する知識と技能があることを認定するものであり、1級はすべての葬儀に関する詳細な知識と技能があることを認定します。

葬祭ディレクターの資格取得を目指せる専門学校では、宗教や葬礼に関する作法、しきたり、マナー等を学び、模擬葬儀などの実習を通して実践的な技能を習得していきます。1年制と2年制の学校があります。

葬祭ディレクターを受験するためには、2級で2年以上の実務経験、1級で2級取得後2年以上の実務経験が必要ですが、協会認定校となっている専門学校で学んだ場合はその期間も実務経験期間としてカウントされます。そのため、1年制の学校なら2級受験に必要な実務経験期間は1年、2年制の学校なら実務経験なしで受験が可能です。