和裁検定試験 専門学校で取れる資格

和裁検定試験

和裁検定試験とは、和裁の知識や技能を認定する資格試験のことをいいます。和裁は和服裁縫を略したもので、その名の通り和服を縫うことを意味しています。和裁検定試験は着物業界に関係する人が受検することが多く、1級から4級まであります。また、受験する人のうち99%は女性です。

現在、着物を日常的に着る人は少なくなりましたが、成人式や七五三、結婚式といった晴れの日に着る人は多くいます。そのため和裁の需要は景気などに左右されることが少なく、和裁の技術を身につけていれば仕事に困ることはありません。また、資格を取得していることで、着物業界の人に自分のスキルをアピールすることもできます。

それから和裁の仕事は、限られたスペースでもできるといったメリットもあります。個人で在宅で仕事をしている人も多くいます。呉服店などから依頼を受け、長着や襦袢、袴、羽織などの着物を反物から裁断し、縫製して仕立てるのが基本的な流れになります。

和裁の技術を身につけるためには、専門学校や和裁教室などに通うのが一般的です。和裁検定試験には知識などが問われる筆記試験の他に、実際の着物を仕立てる実技などもあります。受験資格は特にないので、誰でも受験することができます。